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日本各地の猫島が抱える問題~保戸島の現状は、、、

2月22日は猫の日です! 今回は真面目に島で暮らす猫達について考えてみましょう。

近年の猫ブームも相まって、元々猫好きの間で、たくさんの猫たちと触れ合えると話題だった猫島、日本各地に存在しており、『猫の楽園』と形容され、のんびりと島で過ごし、観光客になつく可愛い猫たちにスポットが当てられています。 しかし、実際には可愛いとばかりは言っていられない一面もあります。

観光客のマナーと島民への影響

島に観光客が増え活気が出るのは嬉しいことですが、島は基本的に観光地ではなく、住宅地であることを認識してもらいたい。 島で生活している人たちの迷惑にならないようにしましょう。

大量のエサやりで猫が体調を崩してあちこちで戻したり、糞の被害も増え、臭いと衛生面の問題も出てきています。 また、エサのばらまきによるカラスの被害も懸念されています。 慣れないエサでアレルギーを起こし、元気だった猫が死んでしまった例もあるそうです。 『猫にエサを与えないでください』ちょっとだったら大丈夫と考えてエサを与えてる人がたくさんいれば、ちょっとどころではすまなくなります。 エサやりは住民の方により行われています。 猫たちのためにもエサやりは我慢しましょう。

去勢・不妊手術をしていない猫たちは、どんどん増えて行きます。 近親交配によって障害をもった猫も増えているようです。 メスの不妊手術の費用は20,000〜25,000円(手術には時間がかかり、1~2日間入院も必要となる)、オスの去勢手術には15,000〜25,000円(日帰りできる)が相場と言われています。 猫島ですべての猫を去勢・不妊手術を行おうと思うと費用、時間、人手が必要で、島民での話し合いも必要となり、なかなか進まないのが現状です。

保戸島ではエサやり・糞のあと始末もきちんと行っている人はいますが、エサをあげるだけで糞のあと始末などはしないという無責任な人も多くいます。家の玄関先で糞や尿をされるなど問題となっています。

一部ではきちんと去勢・不妊手術されている猫もいますが、多くの猫が手術されないままになっており、どんどん増え続けています。

すべての人が猫好きというわけではありません。全国には猫好きな方も多く、観光資源となるのは間違いありませんが、これらの問題を解決しなければ猫を利用しての観光は行えません。猫島問題の課題は深く、現実は文章で語れるほど簡単なものではありません。今後の保戸島がどう変化していくか、先が見通せないのが現状です、、、


しばらく控えていた保戸島ブログでの猫たちの投稿は、しばらく休止させていただきます。これまで島猫日記をご覧いただきありがとうございました。

これからもどんどん保戸島の情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。

保戸島ブログ投稿者:松本将利より


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